かくえ
初めまして! ライターの『かくえ』です。
私が最初に本を作ったのは、中学生の頃。
絵本作りが趣味の親戚、漫画を描くことに心血を注ぐ友人などに恵まれて、私も自然と筆を取り、本を作るようになりました。
本といっても、書店に並んでいるようなものではありません。
伝えたいことを文字にして、家やコンビニのプリンタで出力したA4の紙を、半分に折ったもの。
表紙を含めて全4ページのソレを、当時中学生であった私は本と呼んでいましたし、今も本と呼んでいます。
初めて「自分の本」を手にしたときの感動は忘れられません。
自分の脳内にしかなかったモノがカタチになっている不思議さ。それが手の中にある、言いようのない興奮と満足感。
「こんな体験しちゃったら、コレを知る前の生活には二度と戻れないな」
漠然とそう思ったことを、今でも覚えています。
さて。歳を重ね、環境が変わり、かくえは気づきます。
かくえ
プロ作家じゃないのに本を作ってる人って、もしかして少ない……?
考えてみれば当然です。
プロでもないのに本を作ってもお金にはならないし。
ちょっと踏み込んでクオリティを上げようとすると、勉強しなきゃいけないことがわんさか出てくるし。
時間はかかるし。
作ってどうするの? という問題もあるし。
ですが……
かくえ
やだやだやだ! 可能なら全人類に本を作ってほしい!
あわよくば読ませてほしい!!
本づくりにハードルを感じていない私は、つい、わがままを言ってしまいます。
そして"本を出したいけど出せない"と悩む数名と会話をし、あることに気づきました。
"やりたいことがあるのに一歩踏み出せない人"に共通するのは、自分が何を知らないのか知らないことなのだと。
思えば私は、今も昔も人に恵まれています。
モノを作ることが好きな人、詳しい人に囲まれ、わからないことを尋ねれば「あー、それはね…」と言葉が返ってくる環境が、すぐそばにあるんです。
本を作ることに限った話ではありませんが、「あー、それはね…」がすぐ返ってくる環境ができるだけ多くの人のそばにあれば、もっと面白いものがたくさん出てくるんじゃないか? とも思っています。
というわけで、ここサムログでは――
かくえ
自分が良いと思ったモノの情報を惜しみなく書いて、情報不足で一歩踏み出せない人の後押しをしよう!
そんなことを考えながら、様々な記事をお届けしていきます。
サムログの記事が、新しい一歩を踏み出す切っ掛けとなりますよう。