はじめての格安スマホ乗り換え、メリット・デメリットを解説します!

記事更新日: 2019/07/22

ライター: TJ

あなたは、通信料金が高いと感じたことはありませんか?

「通信会社の選び方ひとつ」で値段は大きく変わるんです!

大手3社のどれかという選択肢がまず頭に浮かぶと思いますが、特にライトユーザーの皆さんは大手だけでなく「格安スマホ」という選択肢はいかがでしょうか?

格安スマホはいろいろな会社が参入してすっかり一般化しました。

このうち楽天モバイルは2019年秋に格安スマホから「第4の通信事業者」になります。

この記事を読んで、「格安スマホ」を選択肢として加えてみませんか?

今の携帯電話からの乗り換えについて

まずは、今の携帯電話会社から新しい携帯電話会社へ乗り換える場合の手順について説明をしましょう。

携帯電話会社を乗り換える手順はどの会社間であっても基本的な流れは一緒です。

携帯電話会社を乗り換える方法としては、大きく分けると2つの方法があります。

ひとつは「MNP」で同じ番号で乗り換える方法、もうひとつは「新規で契約をして今の携帯を解約」する方法があります。

どちらの方法も一長一短があります。

MNPの場合

MNPの場合は同じ携帯番号で携帯電話会社を変更できるのが最大の利点です。

この手続きを行うには、乗り換え元の携帯電話会社でMNP予約番号を取得する必要があります。

予約番号を取得し、乗り換え先の携帯電話会社で予約番号を申告して契約を行い、回線が開通したら手続きが終わります。

回線開通後は自動的に元の携帯電話会社は解約となります。

ただし、携帯電話会社のメールアドレスはMNPの対象とならず、新たな携帯電話会社でメールアドレスを取得しなければなりません。

gmailなど携帯電話会社以外で提供されているメールアドレスは新たな携帯電話会社でも利用できます。

MNP先の携帯電話会社で利用できない機種の場合は、MNP先の携帯電話会社に対応した機種を購入する必要があります。

新規契約の場合

新規契約の場合は、設定の変更などが自分のペースで徐々に進めていけるのが利点です。

ただし電話番号が新しい番号になるのがデメリットです。

今の携帯会社を解約する手続きも別途必要となります。

解約する手続きを取らないと料金はその間発生し続けることになります。

また、携帯番号が変わったことも相手先にも連絡する必要があります。

どちらの方法でも注意したいこと

MNPと新規契約、どちらの方法でも注意したい点があります。

同時にスマホを買い換える場合は、スマホ決済や電子マネー、インターネットバンキング、ゲームなど各種アプリをインストールしている場合は、新しいスマホにアカウントを引き継ぐ手続きが必要になります。

アカウント引き継ぎの対象アプリはどれなのかを事前にリストアップしておきましょう。

引き継ぎの手続きを忘れた場合、電子マネーの残高が保証されない場合(楽天Edy)、電子マネーの再発行に手数料がかかるケース(モバイルSuica)もあります。

ゲームアプリの場合は、アカウントとパスワードを失念した場合は、今までのアカウントが利用できず新たにアカウントを作り直さなければならないケースもあります。

音楽をダウンロードしている場合、新しいスマホでは著作権保護のためダウンロードに制限がかかる場合もあります。

また、2年契約のように縛りが設けられている契約の場合は、解約を行う月によっては解除手数料が発生してしまいますので、解約を行なう(MNPを行う)タイミングには十分注意をしてください。

MNPの場合はMNP移行手数料も移行元の通信会社から請求されます。

乗り換え先の携帯電話会社においても、今まで使っていたスマホが利用できる場合もありますが、「SIMロック解除」の手続きが事前に必要となります。

「SIMロック解除」の手続きはインターネットで行えば無料ですが、携帯電話会社のショップで行うと手数料が発生します。

解約済の携帯電話はNTTドコモの場合を除いて「SIMロック解除」ができません。契約があるうちに手続きを行ってください。

なお、NTTドコモについては解約済のスマホでも「SIMロック解除」可能です。

「SIMフリー」の端末については手続き不要です。

乗り換え先の携帯電話会社で今までのスマホを使用する場合は、通信環境が異なってきますので設定変更する必要があります。

設定変更の方法は各携帯電話会社で案内しているとおりに行ってください。

設定変更を行わないと、正しく通信・通話ができない場合や思わぬ高額の通信料金が請求される場合もあります。

今の通信業界の状況 ~大手三社の囲い込み戦略~

今は大手通信会社がNTTドコモ、ソフトバンク、auの3社があります。

ほとんどの方は大手のうちどれかに加入しているというパターンが多いかと思いますね。

最近は通信にとどまらず、通信以外のサービスを拡充する動きが強くなっております。

特に決済サービスについては力の入れ方がものすごいですよね!

スマホ決済は3社ともに取り入れており、大々的なキャンペーンを行っております。

特にソフトバンク系のpaypayは100億円キャンペーンでインパクトが大きかったかと思います。

キャンペーンのインパクトもすごいですが、加盟店の獲得にも相当力を入れているようで利用できる店舗も急速に増やしております。

また、携帯の利用で貯まるポイントも自社にとどまらず様々な店舗で活用できるようになっております。

ドコモのdポイントはローソンやマクドナルドなどで利用可能で、ドコモの回線を保有していなくても利用可能です。

dポイントプリペイドを保有していれば、ポイントをプリペイドへのチャージができ、マスターカードの加盟店で利用できます。

ソフトバンクはTポイントでTSUTAYAやファミリーマートなどで利用可能です。

auのwalletポイントはプリペイドにチャージすることで、マスターカードの加盟店やau payの加盟店で利用できます。

大手3社がこのように通信以外のサービスに大きく注力するのには理由があります。それは「囲い込み戦略」なのです!

通信サービス、ポイントサービス、金融サービス、決済サービス、その他のサービスを複数利用してもらい「自社の経済圏」での囲い込みを図る取り組みは、近年どの業種でも活発です。

通信大手3社も近年は基本的にこの戦略に注力しております。

2019年に通信事業に参入する楽天も同じような戦略をすでにとっており、既存3社には脅威になると考えられます。

しかしながら、大手3社の場合は世界的に見ても通信料金が高い傾向にあるようです。

詳しくはこの後解説します!

日本の通信料金の国際比較

2018年に菅官房長官は札幌市での講演で「携帯電話会社は儲けすぎている。4割は値下げできるはずだ」と発言して大きく注目を集めました。

本当に日本の通信料金は高いのでしょうか?

それを読み解いていく鍵なのが、毎年総務省が行っている「電気通信サービスに関する内外価格差調査」なのです。

直近の2017年度の調査では東京、ニューヨーク、ロンドン、パリ、デュッセルドルフ(ドイツ)、ソウルの合計6都市を対象に実施しました。この結果を見てみましょう。

東京での大手3社(サブブランド含む)、ニューヨーク、ロンドンなど5都市の海外でのシェア上位3社(サブブランド含む)で比較すると、データ容量月2GB、月5GBにおいて東京は一番高いニューヨーク、ソウルに次いで3位、データ容量月20GBにおいて東京は1位で最も高額です。

どのデータ容量のプランにおいても最も安い価格帯なのは、ロンドンとパリでした。

次に各国のシェア第1位の事業者で見てみましょう。東京のシェア1位はNTTドコモです。

データ容量月2GB、5GB、20GBのどのプランを見ても東京とニューヨークの2都市が最も高額になります。

最も安いのはロンドンとパリの2都市ですが、20GBのプランの場合はロンドン、パリ、デュッセルドルフ、ソウルの4都市の価格差が小さくなります。

今度はMVNOと呼ばれる事業者で比較してみましょう。MVNOは通信事業者(MNO)から回線を借りている事業者です。

データ容量月2GB、5GB、20GBのどのプランを見ても東京は世界的に見ると中位の水準です。

20GBの場合はデュッセルドルフとソウルが極めて高額になります。この表で注目していただきたい点があります。東京のデータ容量月2GB、5GBの場合はMVNO事業者だとドコモの半額水準となるんです!

※出典(総務省「電気通信サービスに関する内外価格差調査 平成29年度調査結果」 http://www.soumu.go.jp/main_content/000574456.pdf)

格安スマホって何? 格安になる秘密

MVNO事業者のことは一般的に「格安スマホ」と呼ばれております。

格安スマホは大手3社と比較すると相当割安な料金で提供されております。なぜここまで安くなるのでしょうか?

安くなる秘密は大手3社から回線を借りており、設備投資にかかるコストが少ない点、インターネットによる契約や家電量販店などの店舗の活用で出店コストを抑制している点にあります。

コストを削った分を利用者に還元している形になりますね!

一方で大手3社のいずれかの回線を利用するため、回線の品質面や利用エリアについては大手3社と変わりません。

格安スマホのメリット・デメリットについて

ここでは、格安スマホのメリット・デメリットについて解説していこうと思います。

メリット

ライトユーザーの場合はライトユーザー向けに特化した料金プランがあります。

大手3社で契約するよりも割安となります。

通話やデータ通信に特化したプランもあります。

利用内容によっては大手通信会社よりもコスパの面で大いに優れております。

デメリット

店舗でのサポートが手薄い傾向にあります。

事業者によっては店舗がない場合もあります。

操作などでわからない点があっても基本的には自己解決していかなければなりません。

大手で行われているポイント還元は楽天を除いて行っていない事業者がほとんどです。

大手事業者の場合は、回線保有者に一定の条件で飲食店や小売店で利用できるクーポンが利用できる場合もあります。

ヘビーユーザーの場合は、大手事業者のほうがポイント還元やクーポンの活用で格安スマホとの実質的な価格差が小さくなる場合があります。

格安スマホ選びのポイント

まずはあなたのスマホの利用形態がどうなっているのかを分析することがポイントです。

それによって、最適なプランが大きく変わります。

通話が多いのにとにかく月額基本料金が安いプランを選択した場合、かえって通話料金が高くついたり、データ通信が多いのにとにかく安いプランを選択した結果、通信速度が遅くなったりして不便だったということがあります。

格安スマホを利用するうえでの最大のポイントは料金プランの選択です。

選択を間違えると格安スマホを利用するメリットが大きく薄れてしまいます。

おすすめの格安スマホ会社「エックスモバイル」

あなたは「携帯電話のLCC」を掲げているエックスモバイルをご存じでしょうか?

エックスモバイルってどんな通信会社なのか聞いたことがないという方も多いでしょう!

エックスモバイルは大手通信会社の回線を借りて通信事業を行うMVNO事業者です。エックスモバイルではNTTドコモの回線を利用していますので、国内で最もエリアをカバーしているドコモと同じエリアで利用できます。

通信の品質はドコモと全く同じです。

通話とデータ通信のプラン、ネットだけの使用の2種類の基本プランがあります。

パケットプランは1GB~8GBの間で1GB単位、10GB、15GB、20GB、30GBから選択できます。

通話プランは10分まで国内通話料定額の「かけ放題ライト」、時間無制限で国内通話料定額の「かけ放題フル」を選択できます。

オプションは留守番電話とキャッチホンのみでわかりやすいプランです。

 

大手3社でも格安プランがあるけど。。。

大手3社でも格安スマホが増えていることや政府の料金値下げ圧力の影響などで、最近はライトユーザーをターゲットにした格安プランを打ち出しております。

例えば2019年6月からのNTTドコモの「ギガライト」は最安値が月額2990円となります。

しかしこのプランはデータ通信量によって金額が変動し、データ使用量が7GBになると5990円に跳ね上がります。

しかも、4GB使用したらデータ通信を止めたり、通信速度を落としたりするということができないので、動画の閲覧などをするとすぐにデータ使用量がオーバーしてしまいます!

大手の場合はプランでも使い方に注意していないと、思ったよりも実は思ったよりも高くついてしまうのですよ~!

かけ放題プランではない場合、長電話をしてしまうと通話料が高くついてしまいます。。。

エックスモバイルは格安で利用したい人に優しい

エックスモバイルの場合は契約時に指定したデータ使用量を超過した場合、同月中は速度が制限されます。

データ使用量を超過しても料金が高くなることはありません。

エックスモバイルのかけ放題ライトは10分間かけ放題になっています。

1回の通話が10分以内であれば通話料金がかかりません。

エックスモバイルは、特にライトユーザーにはお財布にとにかく優しくとてもうれしいプランなのです。

最後に

エックスモバイルはライトユーザーにとってはお財布にやさしいプランが用意されております。

2019年10月には消費税の増税も控えております。通信料金は毎月発生するものです。

支出を抑えたら、いろいろなことができますし生活にもゆとりが出ます。

月々の支出を抑えたい人は「エックスモバイル」へ乗り換えてみませんか?

この記事を書いたライター

TJ

ひとり哲学「人に合わせるほどムダな時間の使い方はない」

ひとりタイプ:ストイック

生年月日:1989年11月21日O型

趣味:投資、カメラ、旅行、乗馬

生粋の投資マニアで、収入のほとんどを投資している。

貯金0から5年で純資産◯千万円(ヒミツ)を達成し、ほぼ全てを投資中。

FP、格安SIMアドバイザーの仕事もしている。

この記事に関連するラベル

ページトップへ