限界突破WiFiは買い?どんなときもWiFiとの徹底比較と実機レビュー

記事更新日: 2020/05/04

ライター: きゃんゆー

2019年10月10日、『限界突破WiFi』が発売されました。

完全無制限のWi-Fiとしてはすでに『どんなときもWiFi』が有名ですが、後発として出てきたこの『限界突破Wi-Fi』は果たして買いなのか?『どんなときもWiFi』との徹底比較から判定していきたいと思います。

こちらは「国内サービス」「海外サービス」「端末」の3つの分野から比較し判定した表になります。

詳細についてはあとで説明しますが、海外利用を除けば『限界突破WiFi』の方が『どんなときもWiFi』よりも一回り良く、総合判定で『限界突破WiFi』が良いという判定になりました。

国内に在住でどっちにしようか迷っている人であれば、私は『限界突破WiFi』をおすすめします。

 

【レビュー追記】実は『どんなときもWiFi』を契約していたのですが、調査していたら欲しくなって『限界突破WiFi』を買っちゃいました。終わりの方にその使い心地や実際の速度等を載せました。新しい発見があったら随時追記していきます。

どんなときもWiFi、限界突破WiFiの特徴

『どんなときもWiFi』『限界突破WiFi』はともに「クラウドSIM」を使っています。

クラウドSIMは端末に通常は言っているSIMカードが入っておらず、クラウド上のSIMカードを切り替えて使う形になっているのですが、この「クラウドSIM」を使うことにより様々なメリットがあります。

メリット1:大手3キャリアのネットワークを一つの端末で使うことが可能

通常、端末には専用のSIMカードが入っているため、専用のネットワークしか使えませんが、クラウドSIMの場合は、自動的にその場所で最適なネットワークを選択し接続してくれます。なので、大手3大キャリア全てのネットワークエリアで快適に使えます。

 

メリット2:海外で利用する場合もSIMを変える必要がない

海外でも同じ状況で、各国ごとのSIMカードはデータセンター上にあるため、自動的にその地域に適したネットワークを選択し接続してくれます。

 

どんなときもWiFiとは?

どんなときもWiFiは、2019年3月にサービスを開始し、「完全無制限」「海外でそのまま使える」「安い」といったことから利用が爆発的に広がっているモバイルWiFiです。

『どんなときもWiFi』の主な特徴は以下の通りです。

きゃんゆー

『どんなときもWiFi』は株式会社グッド・ラックという福井にある会社が運営しています。

めちゃくちゃ売れているらしくて売上も急成長とのこと。

より詳細を知りたい場合は公式ページを見てみてください。

>>『どんなときもWiFi』の公式ページはこちら

 

●どんなときもWiFiの通信障害(2020年4月3日追記)

2020年2月21日から4月3日時点で通信障害が発生しています。

そのため、どんなときもWiFiでは3月分の基本料金の返金の実施を予定しています。

4月以降も障害が継続する場合は4月8日以降に以下の対応を実施するとのことです。

・3月と4月の基本料金2ヶ月分を返金

・上記に加え、解約手数料(違約金)を免除にて解約

4月1日以降障害継続のお客様向け無償解約申請フォームは以下のお知らせに記載されています。

>>サービス復旧時期と今後の対応に関するお知らせ

障害の対応に誠実さは感じます。

経緯や今後の対応の詳細は4月中に発表とのことです。

 

限界突破WiFiとは?

『限界突破WiFi』は2019年10月にサービスを開始。『どんなときもWiFi』と同じく「完全無制限」「海外でそのまま使える」「安い」といった特徴があります。

『限界突破WiFi』の主な特徴は以下の通りです。

 

きゃんゆー

『限界突破WiFi』は、エックスモバイル株式会社という東京都渋谷区にある会社が運営しています。

エックスモバイル株式会社は、店舗数が格安SIM会社ではNo.1だそうですよ。

何か困った時に店舗で聞けるのは安心ですよね。

>>『限界突破WiFi』の公式ページはこちら

 

●限界突破WiFiの速度制限(2020年4月6日追記)

限界突破WiFiは完全無制限WiFiとしてサービスを提供していましたが、2020年3月6日頃から1日3GBを利用すると速度制限で低速(2Mbps以下)になっていました。原因は1ユーザで月間4.4TBの利用があったりして、サーバーに負荷がかかり不具合が出ていたようです。

その後、2020年3月12日以降は低速になった場合の速度は下り5Mbps程度。

2020年4月以降は以下の条件でのサービス提供になります。

☑ 1日5GBまで高速で利用可能(ベストエフォート 下り150Mbps、上り50Mbps)

☑ 1日5GBを超えた場合は、下り4.0Mbps、上り1.0Mbpsとなる。

☑ 1日10GBを超えると低速になり、128kbpsのスピードとなる。

原因はどうやらメーカー等供給元からの突然の条件変更だったようです。

この件に関しては社長の木野さんがYoutube動画で謝罪と今後の対応について説明しています。

その対応に誠実さを感じました。

>>Youtube動画はこちら

きゃんゆー

4月1日以降の限界突破WiFiは完全無制限ではありませんが、通常に使う分には速度制限にはならないレベルの水準です。

高画質のフルHDの動画を1日2時間半以上見る場合は、5GB以上になるので制限がかかる計算です。

そういった使い方をする人はモバイルWiFiはやめて光回線を引いた方が良いでしょう。

 

『限界突破WiFi』と『どんなときもWiFi』を徹底比較!

 

『限界突破WiFi』『どんなときもWiFi』ってそっくりだね。

『限界突破WiFi』『どんなときもWiFi』のそれぞれの特徴を見ましたが、すごく似ていて迷いますよね。

そこで今回3つの分野で比較して細かく判定してみました。

国内サービス比較

きゃんゆー

国内サービスで比較した項目は以下の11項目です。

支払方法

『限界突破WiFi』は支払方法はクレジットカードのみとなっていますが、『どんなときもWiFi』はクレジットカードに加えて口座振替にも対応しています。

ということで

『どんなときもWiFi』の勝ち!

きゃんゆー

口座振替の場合は手数料等がかかって高くなるのが難点ではあります。

 

料金(月額利用料/初期費用/端末補償)

料金についてはわかりづらい体系になっていますが、以下の通り初期費用も含めて2年間の総額で計算すると『限界突破WiFi』の方が気持ち安くなります。

  事務手数料 月額利用料(月額) 端末補償(月額) 2年間総額
どんなときもWiFi 3,000円 3,480円 400円 96,120円
限界突破WiFi 0円 3,500円 500円 96,000円

さらに、継続して2年目以降も使用したとなるとその差は歴然!

  事務手数料 月額利用料(月額) 端末補償(月額) 3~4年総額
どんなときもWiFi 0円 3,980円 400円 105,120円
限界突破WiFi 0円 3,500円 500円 96,000円

長く使ってくれる利用者に優しい料金設計ですね。

ということで

『限界突破WiFi』の勝ち!

 

損害補償金

『どんなときもWiFi』の端末はレンタル契約となっています。そのため、解約時には借りている端末と箱を返却しなければいけないのですが、欠品や故障があった場合、18,000円の違約金を払わなければいけません。

対する『限界突破WiFi』では、端末一式はレンタルではなく無料ですので返却の必要もありません。

ということで

『限界突破WiFi』の勝ち!

 

契約形態

契約は『どんなときもWiFi』『限界突破WiFi』ともに2年縛りとなっています。

『どんなときもWiFi』は2年経過後も2年更新の契約となりますが、

対する『限界突破WiFi』は2年経過後は1年更新の契約となり、契約解除までの期間が短くなります。

ということで契約年数縛りが緩い

『限界突破WiFi』の勝ち!

 

更新月

『どんなときもWiFi』は2年経過後の解約金0円の更新可能期間が25ヶ月目のみとなっていますが、『限界突破WiFi』では更新可能期間は25~27ヶ月目までの3ヶ月となっています。

解約するつもりが更新月を逃して解約手数料を取られるということはなくなりますね。

金額も更新期間以後は5,000円となっており、『どんなときもWiFi』の9,500円より安くなっています。

 
契約解除月
どんなときもWiFi 限界突破WiFi
契約解除料(税抜) 契約解除料(税抜
0~12ヶ月目 19,000円 18,000円
13~24ヶ月目 14,000円 18,000円
25ヶ月目 0円 0円
26~27ヶ月目 9,500円 0円
28ヶ月目以降 9,500円 5,000円

ということで

『限界突破WiFi』の勝ち!

 

海外サービス比較

きゃんゆー

海外サービスで比較した項目は以下の6項目です。

海外利用の容易さ

『どんなときもWiFi』は何もしなくても海外で電源をONするだけで接続可能になります。

対して『限界突破WiFi』は端末の画面上で使う国を選択する必要があります。

『限界突破WiFi』の操作も簡単ではありますが、何もしないでOKという『どんなときもWiFi』にはかなわないでしょう。

ということで

『どんなときもWiFi』の勝ち!

きゃんゆー

ただ、意図せず繋がって料金を請求されたりすると嫌ですね。

 

データ容量/料金プラン

『どんなときもWiFi』の海外料金プランはシンプルで国によって2パターン(1,280円/1,880円)しかなく、1日1GBまでとなっています。

対して『限界突破WiFi』は、国や1周遊ごとに3パターン(300MB/日、1GB/7日、3GB/30日)の料金体系で使う期間とデータ量によって比較的自由に選択することができるようになっています。

ということで使う人の状況に合わせて細かくカスタマイズできる

『限界突破WiFi』の勝ち!

 

支払方法

『どんなときもWiFi』の海外利用料は後日請求が来ることになりますが、『限界突破WiFi』はその場でクレジットカードもしくはPayPal決済となります。あとで請求が来る方が良いのか、その場で決済しないと使えない方が良いのか人によるかと思いました。

どっちも甲乙つけがたい・・・

引き分け!

 

補償

『どんなときもWiFi』は、海外利用料の中にすでに盗難・紛失補償が含まれていますが、対する『限界突破WiFi』には補償はついていないため、別で契約する必要があります。

ということで

『どんなときもWiFi』の勝ち!

きゃんゆー

ちょっと気になるのは『どんなときもWiFi』の補償は、盗難や紛失に合った場合に「中古品ランクA品」を送付するというもの。

海外旅行などでずっと同じところに滞在していればいいけど、何日かで移動するような周遊旅行の場合はどこで受け取るのか、実用性はないかも。

 

端末比較

きゃんゆー

端末で比較した項目は以下の12項目です。

ディスプレイ、アプリ

『限界突破WiFi』は5.7インチディスプレイがついており、地図や翻訳アプリを使うことができ、使用量などもディスプレイで確認することができます。

対する『どんなときもWiFi』にはディスプレイはありません。

国内はともかく海外で利用する際、自分が使った容量がその場でわからないのは不安が残ります。

ということで

『限界突破WiFi』の勝ち!

 

接続台数

『どんなときもWiFi』は1端末で接続できる機器の数が5台まで。この数が微妙です。

1人暮らしであれば、スマホ・タブレット・PC・ゲーム機を接続したら4台。人が遊びに来たり、同棲を始めるなど急に使用台数が増えた場合、一気にOUTです。5台って意外にすぐ埋まっちゃうんですよね。

ということで8台接続可能な

『限界突破WiFi』の勝ち!

 

さて、最終的な総合結果は???

きゃんゆー

総合結果は、実機レビューの後にお伝えします。

先に見たい人はこちらをクリックすると総合結果に飛べますよ。

 

限界突破WiFi実機レビュー

実際に届いた限界突破WiFiの実機を使ってみました。

限界突破WiFiの文字の上に書いてあるのを見てわかる通り、限界突破WiFiはMAYASYSTEMの「Jetfon P6」のOEM商品です。

AndroidのスマホにWiFi機能が追加されたようなイメージですね。

後ほど触れますが、AndroidスマホならではのWi-Fiらしからぬ機能が使えちゃいます。

 

実際の大きさや重さ

実際の大きさはスマホより少し大きめで持つとスマホより少しズッシリときます。

iPhone7と並べてみました。端末全体と画面の大きさの感じがわかると思います。

厚みはやはりiPhoneよりちょっと厚めです。

チノパンやジーパンのポケットにはスッポリ入る大きさです。

 

電源を入れてから立ち上がるまで

電源を入れてから立ち上がりまで1分ちょっと時間がかかるのがちょっと気になります。

こんな感じでSSIDとパスワードでPCやタブレットでも接続して使用可能です。

画面に現地時間が出るのは旅行時には助かりますね。

 

海外で使う場合

こちらは海外のデータプラン選択画面です。明朗会計です。

 

速度は?

速度については実測を計測するためにテストしてみました。

テストは、『限界突破WiFi』にスマホで接続し、渋谷のStreamで以下の①②のテストを行いました。

テスト①接続した1台のスマホでスピードテストを10回実施

テスト②接続した5台のスマホでスピードテストを10回実施

結果はこちら

テスト内容 平均速度(下り)
テスト① 1台で接続 23.3Mbps
テスト② 5台で接続 20.7Mbps

 

きゃんゆー

速度は問題なしです。

テストについては色々な場所で実施して順次追加していきます。

 

【追記】こちらは友人や知り合いに頼んで行った限界突破WiFiの速度テストの結果一覧になります。

時間や場所でも計測結果は変わりますが、参考までにどうぞ!

場所 時間 平均速度(下り) 平均速度(上り)
札幌市内 13:00前後 22.1Mbps 11.3Mbps
栃木県 16:00前後 22.5Mbps 24.2Mbps
千葉県柏市内 12:00前後 39.3Mbps 2.64Mbps
東京23区内住宅地 5:30前後 17.3Mbps 15.1Mbps
神奈川県市街地 16:00前後 21:00Mbps 23.4Mbps
京都市内 22:30前後 30.8Mbps 11.3Mbps
福岡市内 13:00前後 30.1Mbps 11.2Mbps
熊本市内 11:00前後 19.4Mbps 11.0Mbps

 

速度はどれくらいあれば良いんだろう?

そう思いますよね?

一般的には下り10Mbpsあれば通常は快適に使えます。移動時も動画をサクサク見たい場合は20MbpsもあればOKです。

こちらは用途別に推奨される速度の目安です。

用途 推奨速度(下り)
メールやLINE 128kbps~1Mbps
Webサイト閲覧 1Mbps~10Mbps(画像が多いサイトは3Mbps程度)
動画の視聴

5Mbps~20Mbps

Youtubeでは以下の速度を推奨しています。

動画の解像度 推奨される持続的な速度
4K 20Mbps
HD 1080p 5Mbps
HD 720p 2.5Mbps
SD 480p 1.1Mbps
SD360p 0.7Mbps

引用元:YouTube ヘルプ「動画ストリーミングに関する問題のトラブルシューティング」

普通に使う分には100Mbpsとかっていう速さはいらないってことね!

 

Youtbe動画の視聴は問題ないか

試しにノートPCを『限界突破WiFi』に繋ぎ、Youtube動画を視聴してみました。

HD画質での視聴でしたが、特に止まったり、遅くなることなくサクサク視聴できました。

 

テレビ会議では使えるのか?

リモートワークも増えてきている状況でWeb会議に使えるかどうか気になるところでしたが、問題なく使え、Zoomであれば9:00-17:00フルに会議していても容量制限・速度ともに全く問題なく使えました。

GoogleHangoutの場合は、1日2-3時間の会議で5GB近くまでいってしまうこともありました。

ただし、GoogleHangoutの場合は通信系の設定で容量を抑えることができるので、それを使えば問題なく1日使えました。

 

繋がりやすい回線は?

口コミなどを見ているとどんなときもWiFiはソフトバンク回線につながることが多い、という話も出ていますが、限界突破WiFiはソフトバンク以外のキャリアでつながることも多いようです。

試しに原宿で使ってみたところ原宿ではauに繋がりました。(写真は測定途中)

 

地下ってつながるの?

某Wi〇AXは地下でつながらないという話がチラホラありますが、限界突破WiFiはどうなんでしょうか。

私の限界突破WiFiは繋がるところとこんな感じで遅いながらも繋がるところがあります。

でも、ネットでは地下でも結構つながるという話もチラホラ出ています。

ホテルの地下ロビーで繋がった。

地下ホームで繋がった

この辺りは検証を行い、随時更新していきます。

 

家で使う場合

家で使う場合はTypeCの電源ケーブルに直でつなぐ形になります。

床に置いて使う場合は、うっかり踏んでしまわないように立て掛け用のスタンドを用意する必要がありますね。(私はだいたい机の上に置いておくのでこのままで問題なし)

スマホなので、画面が割れないように保護シールやケースは買っておいた方が良いと思います。ネット通販で「jetfon P6」に対応しているケースであればどれでも使えますよ。

 

そのほかの機能

スクリーンショットやカメラ、カレンダー、Googleドライブなんかも使え、ほぼスマホ同様の基本機能があります。

パスコードでのロックはもちろん、指紋認証機能もありました。

※説明書には指紋認証機能は作動しないと書いてありましたが、設定してみたところ利用可能でした。ただしメーカーとしては推奨していないので使う場合は自己責任でお願いします!

基本的に端末はアンドロイドのスマホでソフトのアップデートや機能追加がしやすいはずなので、通信の改善や新たな機能が配信されるのではないでしょうか。敢えてスマホ端末にしたところにエックスモバイルの思惑が隠れている気がします。

今後の展開に期待大です!

この限界突破WiFi、思いもよらぬ使い方ができるので、今後も他の使い道を発見したら追記していきます。

 

さいごに

『限界突破WiFi』『どんなときもWiFi』は似ていますがその差は確かにあります。

細かい部分まで比較してみましたが、結果をまとめると

『どんなときもWiFi』 27イイネ vs『限界突破WiFi』 34イイネ

となりました。

迷ってるようであれば『限界突破WiFi』をおすすめしますよ。

それでも『どんなときもWiFi』が良いという方はこちら。

 

 

この記事を書いたライター

きゃんゆー

仕事は、IT企業の経営企画部でM&Aや数字の分析。

サラリーマンをしながら投資を行っており、

投資歴は10年(投資信託、FX、株など)

収入源を複数持ち、自分の仕事を趣味として楽しむ『趣味リーマン』を目指してます。

この記事に関連するラベル

ページトップへ