ワインはトランクルームで保管するのが新常識⁉︎オススメ3社も紹介

記事更新日: 2021/01/22

ライター: TJ

食事を彩るワイン。

皆さんはどのように保管していますか?

 

ウチは冷蔵庫よ!

という方は多いのではないでしょうか?

ですが、実は冷蔵庫の環境はワインの長期保存に向いておらず、劣化してしまいます。

すぐに飲むのであればいいですが、特別な日のプレゼントとして買った/貰った高いワインが劣化してしまうのは勿体無いですよね。

TJ

そんな時はトランクルームを借りてはどうでしょうか?

この記事を書いた人
投資マニア  TJ  30代
投資マニア兼FP(ファイナンシャルプランナー)兼格安SIMアドバイザー。
普段はお金に関する相談を有料で受けている。(本サイトは無料です)
相談者に片付けられない悩みを持つ人が多いことに気付き、トランクルームを提案しようと思うもド素人。
そこで25社以上のトランクルーム運営会社や周辺情報を必死に調査した。

 

トランクルーム??

そんなところに保存したら冷蔵庫より環境が悪いんじゃないの?

TJ

多くの方はトランクルームと聞くと、このようなものを想像するのではないでしょうか?

ですが、実はワイン専用のトランクルームがあります。

例えば、ストレージ王は2020年4月に千葉県船橋市にこのような場所をオープンしています。

ワイン専用トランクルームを契約すれば、自宅にワインセラーを置く必要が無くなるため、密かに人気を集めています。

TJ

美味しいワインを長期間保存したいのであれば、ぜひ検討しておきたいサービスです。

代表的なワイン保管サービスも紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。

この記事でわかること
  • ワインを良い状態で保存するには?
  • ワイン専用トランクルームの選び方は?
  • 費用はどれくらいかかる?
  • おすすめサービス紹介

ワインを良い状態で保存するには?

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最初に結論を言ってしまうと、ワインを良い状態で保存するのは結構大変です。

ワインはもともと地下(カーヴ)で保存されているので、地下と似たような環境を整える必要があります。

例えばこのようなことに気を遣う必要があります。

■ワインを良い状態で保管する条件

  • 温度は13〜15℃
  • 湿度は65〜80%
  • 光(日光や蛍光灯)に当てない
  • 倒した状態で保存する
  • 匂いのあるものと一緒に置かない
  • 振動を与えない

これらの条件を見てみると、冷蔵庫は「光に当てない」「倒した状態で保存」以外の条件は満たしていません。

ワインセラー以外でワインを保管するなら野菜室がベスト※です。

※一般家庭で準備できる方法の中ではベストではあるものの、決して良い環境とは言えません

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個人的には、ワインは保管するものと言うよりは、熟成させると言う表現の方が正しいと思っています。

ワインにとって適切な環境に置いていれば、熟成が程よく進むので、美味しさを保つことができます。

ワインは納豆やヨーグルトと同じ発酵食品なので、保管状態が悪いと不味くなってしまいます。

温度・湿度

一般的にワインは温度が13〜15℃、湿度が65〜75%の範囲が適していると言われています。

冷蔵庫は4℃前後・野菜室は6℃前後で乾燥した状態のため、温度や湿度が低すぎます。

温度が低いと熟成が進まず、味に深みが生まれません。

また、湿度が低いとコルクが乾燥して収縮するため、ボトル内に酸素が入り酸化が進んでしまいます。

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常温では温度が高すぎるのは明らかで、酸化が進んでしまいます。

日本は多湿環境でもあるので、季節によってはカビが発生してしまう可能性もあります。

日光や蛍光灯

ワインは日光や蛍光灯の光に含まれる紫外線に当たると劣化し、匂いが悪くなります。

紫外線に当たると焦げたような味わいや香りに変化してしまいます。

香りはワインの命とも言える要素なので、良いワインが台無しになってしまいます。

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色が黒いほど紫外線を吸収する性質があります。

ワインボトルに色が付いているのは、紫外線を防ぐためでもあります。

ただし、色が黒いと熱を貯めやすいので、どちらにせよ日光に当てるのは良くありません。

ちなみに、LEDは紫外線や熱を生じないため、ワインに優しい照明です。

倒した状態で保存する

レストラン等ではワインが倒して保管してあるのをよく見ますよね。

これにもしっかりとした理由があります。

倒した状態で保管しないとコルクが乾燥し、コルクの収縮で生じた隙間から空気が入ってきて酸化してしまいます。

匂いのあるものと一緒に置かない

匂いのあるものと同じ場所に保管していると、コルクを通じて匂いが移ってしまいます

冷蔵庫にはワイン以外のものが入っていることが普通なので、温度湿度だけでなく匂いの観点からも冷蔵庫は最適ではありません。

振動

振動が加わると、瓶の中で液体であるワインが対流し、撹拌されます。

すると、ボトルの中の酸素がワインに溶け込んで酸化を促します

冷蔵庫であれば、ドアの開け閉めで振動が加わりますし、温度変化も大きくなってしまいます。

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ドアの開け閉め以外にも、トラックや航空機での運搬中にも振動が発生します。

他にも細かいところですが、空調モーターや人が歩いた時に生じる振動も含まれます。

ワインセラーでの保存

以上より、ワインの長期保存に冷蔵庫は向かないので、良い状態で保存したいならワインセラーが必要となってきます。

もし値段や場所が許すなら、置くことも検討してみてはいかがでしょうか?

最近はワインセラーの値段が下がってきており、1万円台でもそこそこの性能のものが購入できます。

保存する本数や目的(一時的な保管場所なのか、コレクション用なのか等)から入った方が良い物選びができます。

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ですが、災害等で停電してしまえば大事なワインが台無しになるリスクは考慮する必要があります。

かと言って、予備用に小型発電機を買うのもやりすぎな気もしますが。

コラム:飲みかけのワイン保存について

ワインセラーが自宅にない場合、野菜室で保管するのがベストです。

更に

  • 真空ポンプでボトル内の空気を抜く
  • 窒素ガスを注入する

を行うと、酸化を抑えられるので少しでも良い状態でワインを保管することができます。

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ただし、開封後1〜2日で飲み切った方が良いです。

ワイン専用トランクルームの選び方は?

そこでワイン専用のトランクルームの出番です。

ただし、トランクルームを選ぶ前に以下の点はチェックしておきましょう。

  • 温度や湿度のコントロール精度
  • セキュリティ(鍵や防犯カメラ等)
  • 停電時の電源持続時間
  • 振動対策(耐震/免震構造)
  • 保険適用条件(補償範囲)

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事前に連絡しておけば、下見をさせてくれる所も多いので、上の5点は見ておきましょう。

見学のついでにその場で質問すれば、悩み事が一気に解決します。

また、ワイン専用トランクルームにはロッカータイプと宅配タイプの2つのタイプがあります。

自分がどちらが適しているのかは、十分に確認しておく必要があります。

  • 24時間自分で好きな時間に出し入れできるロッカータイプ
  • 保管から配達まで業者にお任せする宅配タイプ

ロッカータイプ

■このタイプがオススメの人

  • 保管したいワインの数が多い(数十本)場合
  • 24時間自分の好きなタイミングで出し入れしたい

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このタイプは、何本預けても料金が同じことが大きなメリットです。

数十本単位の保管が可能です。

宅配タイプ

■このタイプがオススメの人

  • ある程度まとまった本数を一度自宅に持って行きたい
  • 車等の移動手段がない

多くの会社では1回の配達で最大4〜6本宅配可能で、送料は1,500円〜2,000円ほどかかります。

従って、このタイプは1本1本個別に送ろうとするとコスパが非常に悪くなります

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また、中には預けたワインをデータベース化しワインポートフォリオを作ってくれたり、飲み頃をアラームで教えてくれる機能もあります。

費用はどれくらいかかる?

どの会社でどの程度の保管可能本数を選ぶかによっても違いますが、寺田倉庫(ロッカータイプ宅配タイプ)の一例を出すと大まかにこれくらいの費用がかかります。

もちろん1区画を複数人でシェアして契約するのも問題ありませんので、最近では

  • ワインスクール仲間
  • シェアハウス仲間

同士で契約するケースも多いようです。

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特にロッカータイプは最小サイズでも、50本程度保管できる場所もあります。

1人で50本と言うのは集めるのも飲むのも中々大変ですが、複数人であればちょうど良いのではないでしょうか?

おすすめサービス紹介!

では続いて、ワイン専用の保管サービスを提供している代表的な3社を紹介します。

寺田倉庫

寺田倉庫は1950年創業の老舗です。

ワイン以外にも、トランクルームのminikura、美術品を保管するTERRADA ART STORAGE等の非常に多くのサービスを展開しています。

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ワインに関しては、ロッカータイプと宅配タイプの両方のサービスを展開しています。

預けたい本数に応じて選べるのは良いですよね。

利用料金イメージは以下の通りです。

Day倉庫

Day倉庫は1948年創業の月島倉庫が運営するサービスで、日割りでワインを預けられることに特徴があります。

宅配タイプのみの提供で、料金体系はこのようになっています。

作業料というのは、倉庫で荷物の受け渡しをする際にかかる料金です。

自宅ー倉庫間を1往復すると2回とカウントされ、58円の手数料が発生します。

ストレージ王

ストレージ王は千葉県船橋市にワイン専用のトランクルームを構えています。

ロッカータイプのみの提供で、料金体系はこのようになっています。

まとめ

TJ

今回はトランクルームでのワインの保管・育成についてお話ししました。

ワインの保管には非常の多くの事柄に注意する必要があります。

■ワインを良い状態で保管する条件

  • 温度は13〜15℃
  • 湿度は65〜80%
  • 日光や蛍光灯に当てない
  • 倒した状態で保存する
  • 匂いのあるものと一緒に置かない
  • 振動を与えない

これらの条件を全て満たすには、ワインセラーを買うか、ワイン専用のトランクルームを選ぶ必要があります。

ワイン専用トランクルームにはロッカータイプと宅配タイプがあり、以下の基準で選ぶと良いです。

  • ロッカータイプ→保管する本数が多い/好きな時に自分で出し入れしたい
  • 宅配タイプ→1度に引き出したい本数が多い/車等の移動手段がない

TJ

様々な想いが詰まった大切なワイン、どうせなら長持ちさせたいですよね。

美味しく楽しむためにも、ワイン専用トランクルームの利用を検討してはいかがでしょうか?

この記事を書いたライター

TJ

ひとり哲学「人に合わせるほどムダな時間の使い方はない」

ひとりタイプ:ストイック

生年月日:1989年11月21日O型

趣味:投資、カメラ、旅行、乗馬

生粋の投資マニアで、収入のほとんどを投資している。

貯金0から5年で純資産◯千万円(ヒミツ)を達成し、ほぼ全てを投資中。

FP、格安SIMアドバイザーの仕事もしている。

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