徹底解説!節約に使えるふるさと納税の仕組み

記事更新日: 2018/10/28

ライター: きゃんゆー

先日総務省が発表したふるさと納税の実績によると、自治体が受け入れた額は3653億円で過去最高となったようです。

2008年から始まったこの制度最初の年は約3万人で72億円程度の寄付金額でした。それが今は3653億円で10年で約50倍!人数にして200万人以上の人が使っているようです。

このふるさと納税制度。自分には関係ない、面倒くさいと思っていませんか?実は手続きは楽だし、賢く使えば節約に使えてとてもお得なんです。

実際に私はふるさと納税を使って毎年お得に返礼品をもらっています。(写真は今月もらったつや姫20kgです)

そんなふるさと納税を節約にフル活用している私がふるさと納税について徹底解説します。

 

そもそもふるさと納税って?

そもそもふるさと納税ってどういう経緯で生まれたのか?総務省にその記載があります。

多くの人が地方のふるさとで生まれ、その自治体から医療や教育等様々な住民サービスを受けて育ち、やがて進学や就職を機に生活の場を都会に移し、そこで納税を行っています。

その結果、都会の自治体は税収を得ますが、自分が生まれ育った故郷の自治体には税収が入りません。

そこで、「今は都会に住んでいても、自分を育んでくれた「ふるさと」に、自分の意思で、いくらかでも納税できる制度があっても良いのではないか」、そんな問題提起から始まり、数多くの議論や検討を経て生まれたのがふるさと納税制度です。

(総務省HP「よくわかる!ふるさと納税」より)

昔、お世話になった自治体に寄付するというものなんですね。

確かに、地方に生まれた人が成長して都会に出てくると、税金は住んでいる今の住所に納めます。

地方は都会に人を送り出すだけの場所になりつつあるのが現状であり、自治体が財政破綻なんていうニュースも良く聞かれますね。働いている人が減っていってしまうと、自治体の税収も少なくなくなっていき、行き詰っていくのが現状です。

そんな状況を打破する一つの解決法として考えられたのが、他の自治体に住んでいる人からの寄付を受けることができるという「ふるさと納税」制度です。

納税という名称になっていますが、実質は寄付となります。

どんな仕組みなの?

では、実際にどんな仕組みなのか?

ふるさと納税とは、自分の選んだ自治体に寄附(ふるさと納税)を行った場合に、寄附額のうち2,000円を越える部分について、所得税と住民税から原則として全額が控除される制度です。

つまり、簡単に言うと毎年収めている税金にプラス2000円負担することで自治体からお礼がもらえる、ということです。2000円負担して2000円以上のものがもらえれば実質プラスですよね。

実際に計算すると以下のような数字になります。

■通常の納税の場合は20万円

納める税金・・・20万円

■ふるさと納税する場合の税額(実質負担額)は18.7万円

納める税金・・・20万円+5万円=25万円

返礼品  ・・・1.5万円分(3割相当の返礼品を選んだ場合)

税額控除 ・・・5万円-0.2万円=4.8万円

計算式:25万円-1.5万円-4.8万円=18.7万円

つまり、一時的に5万円余分にお金を払うことになりますが、後で4.8万円分税金が控除され、実質2000円の負担で様々な返礼品がもらえるのです!この例では1.5万円する返礼品をもらえるので、実質は1.3万円分お得!というわけです。

 

また、ふるさと納税は日本全国ふるさと納税を行っているところであればどの自治体にでも納めることができます。つまり、東京に住んでいる人が縁もゆかりもない北海道の市区町村に納税することも可能なんです。

そのため、日本全国から税収を得る手段として各自治体は税収を確保しようと様々な返礼品で寄付を推進してきました。そのため、行き過ぎもあり、総務省は2017年に返礼品を寄付金額の3割程度に抑えることや、商品券、家電など換金性や資産性の高いものを自粛するように通知しました。

以前は高額なパソコンやミラーレスカメラ、ミシンなんていうものも返礼品に並んでいましたが、今では再三の政府から注意されてだいぶなくなってきています。

しかし、それでも地場の名産品などがもらえるので、お得な制度になっています。

実際に返礼品ってどんなものがあるの?

実際の返礼品はどのようなものがあるのでしょうか?

ざっと調べてみると以下のようなものがありました。

肉、米、パン、果物類、エビ、カニ、魚貝類、野菜類、卵、お酒、飲料類、菓子、加工品等、麺類、調味料、油、鍋セット、旅行、イベントチケット、雑貨、日用品、美容用品、ファッション用品、工芸品、装飾品、感謝状

とても多種多様ですね。

その中でもお得な返礼品をいくつかご紹介します。

佐賀県 上峰町 最高級ブランド銘柄!!佐賀牛「モモすき焼き用」 1200g

佐賀牛のモモが1200gも送られてきます。ふるさと納税納付額は2万円!

佐賀牛1200gだとだいたい2万円くらいするので、2千円の負担額で食べられるのは非常にお得です!(写真はイメージです)

 

北海道 七飯町 北海道産毛がに2尾

美味しい毛ガニが2尾も食べられます。

こちらもふるさと納税納付額は1万円ポッキリ!

毛ガニは1尾3500円から4000円くらいしますので、2000円の負担で食べられるならお得!

 

宮崎県 国富町 太陽のタマゴ(宮崎県産マンゴー)2~3玉

こちらは宮崎県産のマンゴーです。

ふるさと納税納付額は5万円ですが、なかなか普段食べない高級マンゴーが食べられるのは嬉しいですね。

 

北海道 根室市 エゾバフンウニ100g×3折

みんな大好き!バフンウニ100gが3つ

これでうに丼作って食べたい♪(写真はイメージです)

いかがですか?返礼品となっていますが、それぞれ各自治体がちゃんとした業者さんに依頼していますので、味は折り紙付きです。

ちょっと変わった返礼品

さて、ここでは、ちょっと変わった特徴の返礼品を紹介します。

新潟県 小千谷市 みまもり訪問サービス(6か月分)

ふるさと小千谷市で暮らす親御さんのご自宅に、郵便局社員等が毎月1回訪問し、生活状況を確認して、その結果をご家族様へお知らせするサービス。

月1回定期訪問して、生活状況等について確認項目に沿ってヒアリングした結果をメールアドレスへ報告してくれるとのことです。

サービスは日本郵便がやっているので安心です。

 

三重県 伊賀市 大人用忍者衣装伊賀version9点セット

日本が誇る忍者の衣装を現代風にアレンジ!何かで使えるかも!

滋賀県甲賀氏の甲賀Versionもありました。(写真はイメージです)

 

長野県 安曇野市 長胴太鼓一尺四寸(すぐに使えるセット)

届いたらすぐに使えるよう撥と万能台もセットになっています。(写真はイメージです)

お祭りにでもいかがでしょう?

 

岩手県 北上市 カシミア100% 3色ストライプストール

冬はオシャレに暖かく、レイヤードや小物使いなど、センスよくファッションを足したい。そんな方向けのイチオシ商品。(写真はイメージです)

青山にある会社の製品ですが、直営工場が北上市にあるんだって。

 

ふるさと納税ってどうすればよいの?

では、実際にふるさと納税って何をすれば良いの、と思いますよね?ここでは実際の流れややること、気をつけることについて説明します。

ふるさと納税の流れ

まずは、実際の流れを図にしてみました。

赤の矢印の部分が実際に自分がやることになります。

 

1

ふるさと納税

ふるさと納税サイトで返礼品を選びます。

返礼品が決まったら、ふるさと納税サイトで寄付を申し込み(注文)します。

寄付の申し込みですが、細かい点は各サイトごとに違いますが、基本はネットショッピングと同じように欲しい返礼品を選んでボタンをクリックするだけです。

2

返礼品・受領書

返礼品が発送されるので、自宅で受け取ります。返礼品は宅配業者が配達してくれます。

 

3

確定申告

翌年の2月~3月に自分で税務署に確定申告をします。

4

所得税から税額控除

ふるさと納税したその年の所得税から税額が控除されます。

確定申告書の還付先に記載した銀行口座に控除分の金額が返金されます。

5

申告情報の共有

税務署から住んでいる市区町村に納付情報が共有されます。

6

翌年の住民税が減額

⑤の納付情報を元に翌年の住民税が控除されます。

自分でやること

  • ふるさと納税を行う自治体(返礼品)を選んで、注文する。
  • 確定申告をする。

くまお

でも、確定申告って面倒くさくない?

きゃんゆー

そうですね。でも、実は確定申告しなくてもいい方法があるんです。

くまお

えっ!!!そんな方法があるの?

 

ワンストップ特例制度

ふるさと納税の面倒なところは確定申告をしなければならないところ。でも、ワンストップ特例制度を適用したら確定申告はしなくていいんです。適用する場合は以下の条件を満たす必要がありますが、普通の会社員ならほぼ当てはまる条件になります。

ワンストップ特例制度の適用条件

  • 寄付先が5自治体以内である
  • 寄付を行った年の確定申告をする必要がない

 

くまお

あ、これならサラリーマンの僕でも当てはまるね。

確定申告しなくて良いのは楽だ!

きゃんゆー

サラリーマンだったんだね。知らなかった・・・笑

 

こちらは、ワンストップ特例制度を適用した場合の流れになります。

 

1

ふるさと納税+ワンストップ特例申請書

ふるさと納税サイトで返礼品を選びます。

返礼品が決まったら、ふるさと納税サイトで寄付を申し込み(注文)します。

各自治体から申請書が送られてきますので、そちらに必要事項を記入し、必要な添付書類(マイナンバーおよび申請者本人を確認できる書類)を付けてその自治体に返送します。

2

返礼品・受領書

返礼品と受領書が発送されるので、自宅で受け取ります。

3

確定申告納税者の税額控除に必要な情報を連絡

ふるさと納税を行った自治体から住んでいる市区町村に必要な情報が連絡されます。

4

ふるさと納税の翌年度の住民税控除

③の連絡された情報を元に、翌年の住民税の控除額に金額が表示され、実際に納める税金が減額されます。

写真は実際にふるさと納税をした翌年の住民税の決定通知書です。赤枠の税額控除額の欄にふるさと納税した金額が記載されています。(実際にはそのほかの控除も含まれていますが・・・)

 

自分でやること

  • ふるさと納税を行う自治体(返礼品)を選んで、注文する。
  • ワンストップ特例申請の申請書に記入し寄付を行った自治体へ送り返す。

 

控除上限額に気をつけよう

複数自治体への寄付が可能なので色々と寄付する場合は、合計額が控除上限額を超えないようにしっかりと管理しておきましょう。控除上限額のシミュレーションは各ふるさと納税サイトで計算可能です。

 

目安の金額は以下の通りです。

※1 「共働き」は、ふるさと納税を行う方本人が配偶者(特別)控除の適用を受けていないケースを指します。(配偶者の給与収入が201万円超の場合)

※2 「夫婦」は、ふるさと納税を行う方の配偶者に収入がないケースを指します。

※3 「高校生」は「16歳から18歳の扶養親族」を、「大学生」は「19歳から22歳の特定扶養親族」を指します。

※4 中学生以下の子供は(控除額に影響がないため)、計算に入れる必要はありません。 例えば、「夫婦子1人(小学生)」は、「夫婦」と同額になります。また、「夫婦子2人(高校生と中学生)」は、「夫婦子1人(高校生)」と同額になります。

出典:総務省ふるさと納税ポータルサイト「ふるさと納税のしくみ」

 

ワンストップ特例制度のチェックも忘れずに

寄付する際に『ワンストップ特例制度を利用する』にチェックを入れましょう。チェックしない場合は確定申告が必要になります。ただし、チェックを忘れた場合も、ふるさと納税サイトや各自治体のホームページなどで申請書をダウンロードし、記載して寄付を行った自治体に送付すれば特例制度が適用されます。

 

おススメのふるさと納税サイト

ここではオススメのふるさと納税サイトをご紹介します。

 

アパレルや日用品ならココ!『F-STYLE』

<特徴>

・アパレルや日用品中心の品ぞろえです。

ウエディングドレス、電子タバコなんかも手に入ってしまいます。そんな返礼品もあるんですね。

掲載数No.1!『ふるさとチョイス』

<特徴>

・利用率、満足度、お礼の品掲載数No.1

・決済方法が充実

・検索機能が豊富

掲載返礼品数No.1!ここで調べればないものはないというくらいの品ぞろえです。

 

まず掲載数が多いふるさとチョイスでどんなものがあるのか調べて、キャンペーンなどポイントが付くサイトで実際の申し込みをするのがおすすめです。実はこのひと手間で差が出ることがあります。

まとめ

私は関東の巨大都市に住んでいるため人口が多く、目に見える形で税金がどこに使われているかを実感することができません。実際に税金がどこにどれだけ使われるか、ということを気にしてもいませんでした。

しかし、ふるさと納税を行うことによって、自分の住んでいる自治体が税金をどのように使っているのか?ということを意識する良いきっかけになりました。

今では自分が納めている税金の一部を別の頑張っている自治体にふるさと納税の制度を使って納めています。

弁解するわけではないですが、自分の生活を豊かにするためにそういった制度をうまく使っていくのは悪いことではないと思います。どういった思いや経緯で作られた制度か、ということを知って利用すれば良いと思います。

そんなわけで私はこころよく2000円の負担をして生活必需品をもらって節約しています。私の返礼品のおススメは、食卓で必ず食べるもので日持ちのするお米です。こちらの記事でお米の特集を行っているので、気になった方はこちらもあわせてごらんください。

毎年頑張ったご褒美に、少し高価なお肉や魚をふるさと納税で頼むのも良いですよ。

この記事を書いたライター

きゃんゆー

仕事は、IT企業の経営企画職でM&Aや数字の分析。

サラリーマンをしながら投資を行っており、

投資歴は10年(投資信託、FX、株など)

収入源を複数持ち、自分の仕事を趣味として楽しむ『趣味リーマン』を目指してます。

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