はな
こんにちは はなです。
重陽の節句についてご存じですか?重陽(菊の節句)は五節句の1つです。
節句とは、簡単に説明すると季節の節目のことを指します。五節句というと5つあるのは感の良い方なら気づかれたと思います。5節句についても一緒に説明させて頂きます。
はな
もしや五節句のなかで知名度の低さNo. 1なのでは…。
重陽の節句とは
このページの目次
はな
五節句とは節句の中の代表的な5つです。
節句とは季節の節目のこと。
五節句とは簡単にいうと、季節の節目の邪気ばらいの行事です。
重陽は五節句の一つで、日付は9月9日。
5つの節句については、下の記事で超重要な要点を紹介しています。
はな
日本の重陽の文化を
網羅しますと…
日本の「重陽」の行事
「菊酒はなんとなくわかるが、着せ綿って⁉︎」
「いや、着せ綿はギリギリ知ってる気がするが、、茱萸袋って何⁉︎グミ⁉︎」
と、不明点がとにかく多い重陽。
はな
しかし知れば最後…
一番トリコになる行事である…
五節句の日は、陰陽道でいう「陽の数」である奇数が重なった日です。
奇数が重なる、すなわち陽が重なり縁起が良いわけですが、
はな
中でも1桁の最大の奇数である「9」は
陽が極まった数字。
その9が重なることから9月9日は「重陽」と言われます。
はな
茱萸袋 はこちらです
はな
そこはかとなく
気品があります…
茱萸袋は邪気ばらいの飾り。
平安時代に御所で柱や壁にかけられていました。
金襴緞子の錦の袋の中に、
などをいれていました。
端午の節句のときには、同じく邪気ばらいのため、
菖蒲とよもぎでつくった「薬玉 」を飾るのですが、
9月9日の重陽にこの茱萸袋とかけかえられました。
はな
清少納言『枕草子』の第36段にも、
その様子が記されています
それが伝わり、平安時代の宮中で、美しい「茱萸袋」へと発展していきました。
なお、写真の茱萸袋は平安時代から続く唯一の
有職造花のお家柄である「雲上流」さんのもの。
古代中国で国王に仕えていた子供のストーリー。
誤って国王の枕を跨いでしまったため、南陽へ追放されてしまった。
しかし、南陽は菊の生息地で、菊から滴った露を飲むことで700歳まで生きたと言われる。
はな
祇園祭の鉾のひとつ「菊水鉾」は
この『菊慈童』をモチーフにしています
菊水鉾が主宰するお茶会では、お菓子の名前は「滴り 」、お皿は菊の形です。
こちら、我が家にあるそのお皿。
また、河南省にある白河の支流も菊の生息地であり、
その村の人間は長寿であると言われているようです。
重陽の前日に綿に菊の香りを移し、
体をぬぐって長寿を願ったり、持ち歩いて香りを楽しんだりします。
赤・白・黄などの真綿を菊の真ん中に丸めて置くパターンのほか、
綿を伸ばして菊を包んでおくパターンもあります。
はな
着せ綿をモチーフにした
和菓子もこの時期よく目にします
はな
「のちの雛」
ご存知でしょうか?
今では大人のひなまつりとして全国に広まっていますが、
元々は大阪の南部の文化のようです。
元々、子供の無事を感謝するために雛人形を
9月9日にもう一度出していたようです。
そこから夫婦円満を感謝する方向へと発展。
今では大人の人が落ち着いて(?)楽しむ雛祭りとして、京都、東京などでも定着しています。
はな
立ち雛などの落ち着いた飾りを
するのもいいかもしれません
はな
いろいろ言いましたが、
やっぱ「食」が重要です。はい。
9月に入るとお料理屋さんへ行けば、一気に菊のあしらいが増えます。
以下は最近撮影した写真の一部です。
日本酒の冷酒に菊の花を一晩つけたもの。
菊を眺めながら菊の香りとともに味わいます。
重陽のことを「菊の節句」のほか、「栗の節句」ともいいます。
重陽の時期(旧暦の9月9日なので、今の10月ごろ)に
ちょうど美味しくなってきますよね。
はな
栗ごはんもいいですし、
お菓子もよいですね〜〜!
はな
砂糖と栗のみで作る栗きんとんは
素朴でお茶にあいます…
上記の写真は『栗菓子 恵那川上屋』さんのもの。 お取り寄せもできます。
また、栗であれば栗の絵手紙やイラスト、栗の形の箸置き、栗そのものなど、
飾りの幅も広がります。
さらに、重陽の日にちは9月9日ですが、
長寿を願うのにピッタリな敬老の日も9月の第3月曜日。
さらにさらに旧暦9月9日は下記のとおり10月にもかかるので、長く楽しめます。
重陽の節句をご紹介しました。
はな
重陽は菊や栗のモチーフを応用しやすく、
暮らしでの楽しみも豊富です!
香りのあるハーブティーを菊のかおりに見立てたり、
カヌレを上からみると菊の模様に見立てて楽しむこともできます。
重陽の節句とは
はな
この時期(9月〜10月)に菊や栗の装飾があれば、
長寿や無病息災を祈ってくれているということですね
ひとり哲学「結婚しても孤独は終わらない。」
ひとりタイプ:ストイック
1986年7月19日生まれ(35歳)
趣味:和装・社交ダンス・その他
付き合い始め~結婚した後もひとり時間と二人の時間のバランスが大切です。