【大人の常識】五節句それぞれの本当の読み方と習わし|本質に迫る

記事更新日: 2021/04/27

ライター: はな

はな

無味乾燥な感じがするんです…

 

日本の伝統行事の雰囲気が大好きです。

ただ、本やインターネットの説明を見ても、なんだか教科書みたいで…。

はな

無味乾燥な感じがするんです…

「いいね!」といわれる暮らしを後押しするサムログとしては、

暮らしの中で楽しめないと、意味がない!

サムログ的『大人のための五節句』
  • 節句は自分や周りの人が幸せになるためのもの

  • 厳格な決まりはなく、自由なもの。変えちゃってもいいし、足してもよい

  • お家にあるものや、手に入りやすいもので十分節句を楽しめる

ということで

  • このページで五節句の要点を紹介

さらに、それぞれの節句の詳細ページを読んでいただけると

  • 節句のポイントがわかる
  • 展示やお料理屋さんで、節句の飾りの意味がわかる
  • 生活の中で応用できる

ようになりますので、ご覧ください!

五節句とは?

はな

五節句とは代表的な5つの節句です

古くは室町時代からあったようですが、祝日に制定されたのは江戸時代です。そして、節句とは季節の節目のこと。

五節句とは一言でいうと、

はな

季節の節目に邪気をはらう

実にそれだけともいえます(笑)。

五節句の一覧

五節句一覧表

これらの節句は基本的に奇数が重なる日。

陰陽道では「奇数は陽で偶数は陰」とされてきました。つまり陽の数字が重なる日は縁起が良い日ということ。

しかし、同時に陰に傾き始める日でもあり、厄よけの出番となったようです。

はな

奇数が重なるなら11月11日は?って思いますが…

奇数だけど2桁だから該当しないんですね

人日(じんじつ)の節句

はな

いきなり奇数が重なってない!

本来は「1月1日」の元日でしたが、江戸時代に祝日と制定されたのは7日でした。

無病息災を願って七草粥を食べます。

とてもシンプル。

しかしそれだけじゃない人日の節句、詳しくは…

上巳(じょうし・じょうみ)の節句

上巳とは

はな

日本では小さいものやミニチュアのことを

「雛」(ひな・ひいな)と表現します。

平安時代に貴族の間で「 ひいな 人形」を使った「 ひいな 遊び」が流行。

曲水の宴(当初、ケガレを人形に移して水に流す風習があった)と闘鶏(とうけい)『3月3日に鶏を戦わせる遊び』がこの雛あそびとくっつきました。

端午(たんご)の節句

端午とは

旧暦5月5日のころは、今の6月頃。

はな

梅雨の時期なので、

物がくさり、においやすい時期です

邪気をはらうために香りの強い菖蒲を飾りました。

平安時代の宮中では菖蒲を使った薬玉(セレモニーで使うくすだまのルーツ)を飾りました。

はな

ご覧ください…

薬玉とっても素敵なんです…

 
9月9日の重陽までかけておくため、造花で作られています。こちらは、なんと平安時代から続く正式な家柄で作られたものです。
 
アイキャッチの打掛にも薬玉が刺繍されています!
 

七夕(しちせき)の節句

七夕とは

邪気払いと結びつきにくいイメージがありますが、この頃(旧暦7月)にケガレをはらう風習がありました。

乞巧奠(きこうでん)(機織りなどの上達を願う行事)、棚機つ女(たなばたつめ)伝説があわさっています。

重陽(ちょうよう)の節句

重陽

はな

まずは茱萸袋 ぐみぶくろ をご覧ください!

宮中では、端午の節句の薬玉を、重陽の時期に茱萸袋へ掛け替えていました。

中国から

  • 山に登って菊酒をのみ長寿を願う文化
  • 須臾嚢 しゅゆのう (漢方をいれた小袋)を腰につけて無病息災を願う文化

が伝わり、平安時代の御所の貴族たちは写真のような茱萸袋 ぐみぶくろ に発展させました。

日本独自の文化である

  • 着せ綿(菊に真綿を乗せるなどして綿に移った香りを楽しんだり、体をぬぐったりした)

も重陽の行事です。

はな

知名度は低いですが、一押しの行事です!

まとめ

『五節句』とは
  • 節句の代表的な5つで、邪気をはらう行事

  • 人日、上巳、端午、七夕、重陽からなる

  • 基本的に、一桁の奇数が重なる日

 

アイキャッチ写真出典:ColBase (https://colbase.nich.go.jp/collection_items/tnm/I-1077?locale=ja)

この記事を書いたライター

はな

ひとり哲学「結婚しても孤独は終わらない。」

ひとりタイプ:ストイック

1986年7月19日生まれ(35歳)

趣味:和装・社交ダンス・その他

付き合い始め~結婚した後もひとり時間と二人の時間のバランスが大切です。

この記事に関連するラベル

ページトップへ